生成AI普及に依然課題、85.8%が未活用と回答

生成AI未活用のフリーランス85.8%、普及の課題
リモラボ会員での高活用率、教育プログラムが影響
安全性・信頼性課題が普及促進の鍵

※ AIによる要約

フリーランスにおける生成AIの導入と課題が浮き彫りになった調査結果が発表。

法人向けSNSマーケティング支援や個人向けリモートワーク実践スクールを運営する株式会社リモラボが実施した「フリーランスの生成AI活用実態調査2024」によれば、一般フリーランスの約85.8%が「生成AIを十分に活用できていない」または「使ったことがない」と回答。

調査は、リモラボのリモートワーク実践スクール会員540名と、ネットエイジア株式会社のプラットフォームに登録する一般フリーランス400名を対象に実施。その結果、一般フリーランスにおける生成AIの浸透度が低い一方で、リモラボ会員の75.4%が日常的または部分的に活用していることが明らかになりました。リモラボの会員が高い利用率を示す背景には、同社が提供するカリキュラム内で生成AIの具体的な活用法を体系的に教育している点が影響しているとのこと。

生成AIの活用領域では、「文章作成や校閲」が最多で、次いで「資料作成」や「カスタマーサポート」などが挙げられました。主要な利用ツールとしてはChatGPTが圧倒的なシェアを占めている一方で、「音楽の作成・編集」や「動画の作成・編集」など、クリエイティブ領域への応用は依然として限定的。

また、生成AIを利用しない理由として、「必要性を感じない」（57.7%）という回答が最も多く、その他には「情報漏洩や不正使用の不安」や「学ぶ機会の少なさ」が挙げられました。さらに、自由回答では著作権侵害への懸念や生成AIの精度に対する疑問の声が多く寄せられ、安全性や信頼性の確保が今後の重要な課題として浮上。

生成AIのさらなる普及は、これらの課題解決にいかに真摯に向き合うかにかかっていることでしょう。