オープンソースCAPTCHA「MapTCHA」が登場! AI活用で精度向上へ

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  • オープンソースCAPTCHA「MapTCHA」登場
  • OpenStreetMap改良とAI精度向上に貢献
  • GitHub公開、開発者による検証可能

※ AIによる要約

オンラインプラットフォームにとって避けられない課題であるボットやスパム対策。その一環として、オープンソースの新たなCAPTCHA「MapTCHA」が登場し、話題となっています。

FOSDEM 2025 - MapTCHA, the open source CAPTCHA that improves OpenStreetMap

MapTCHAは、オープンライセンスの地図データであるOpenStreetMapの改善を目的としたシステム。従来のCAPTCHAとは異なり、ユーザーが建物の輪郭が正確に描かれているかどうかを判断することで「人間である」ことを証明できる仕組みを採用。

このシステムでは、高解像度の航空写真をもとに建物の輪郭が赤色で示された画像が表示され、ユーザーはその輪郭が正しいかどうかを判定。スマートフォン版では9つの問題が同時に表示され、正しく認識されたものだけを選択する方式となっています。

OpenStreetMap
OpenStreetMap is a map of the world, created by people like you and free to use under an open license.

MapTCHAの画像認識には、「Humanitarian OpenStreetMap Team」(HOT)が開発したfAIr」と呼ばれるオープンソースのAI支援マッピングツールが活用されているとのこと。

このfAIrをより有効に活用する方法として考案されたのがMapTCHAです。fAIrの開発に携わった研究者のアンナ・ザンチェッタ氏は、このシステムがOpenStreetMapの改善に役立つだけでなく、AIのデータ精度向上にも貢献できる可能性を見出したといいます。

MapTCHAはオープンソースで開発されており、GitHub上でソースコードが公開されています。興味のある開発者は、実際にデモを試しながらその仕組みを確認可能。

GitHub - ciupava/maptcha_dev: Experiments for developing Maptcha
Experiments for developing Maptcha. Contribute to ciupava/maptcha_dev development by creating an account on GitHub.
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