八王子市、AI活用の福祉相談窓口「はちココ」試運用開始

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  • 八王子市、生成AI活用の福祉相談窓口を試運用
  • 24時間対応のAI傾聴窓口で利用障壁を低減
  • 自治体のAI活用事例として全国的に注目

※ AIによる要約

東京都八王子市は、都内の自治体として初めて、生成AIを活用した福祉相談窓口「はちココ」の試運用を開始。

「はちココ」は、AIを活用して市民の悩みや相談に対応する窓口で、オンライン上での対話を通じて必要に応じた福祉サービスへの案内を行うとのこと。八王子市は、従来の対面式相談窓口「はちまるサポート」に加え、AI技術を活用した新たな支援の形を模索することで、さらなる利便性向上を目指している。

新しい試みが導入された背景には、対面での相談が難しい市民の存在があります。夜間や休日の相談希望者が増加したことに加えて、経済的困窮や精神的な悩みを抱えながらも、他人に相談することへの抵抗感がある市民も少なくありません。

こうした課題に対し、匿名で利用できるAIを活用した相談窓口は、心理的なハードルを下げ、より多くの市民に利用されることが期待されています。

「はちココ」は、チャット形式で24時間365日対応可能で、市民の声に耳を傾ける(Communication)と支援につなげる(Connection)という2つの要素を重視して設計。このAI傾聴窓口の導入によって、より迅速な支援への誘導が可能となるだけでなく、デジタルデータを活用した福祉政策の最適化も視野に入れているとのこと。

試運用は2025年2月3日から4月30日まで行われ、運用結果をもとに今後の展開が検討される見通し。

⇒「はちココ」の利用はこちらから

本プロジェクトには、傾聴AIアルゴリズムの開発を手がける株式会社ZIAIが協力しており、AIの専門技術を生かした実証実験の場ともなっています。

AI傾聴窓口「はちココ」を開設します。|八王子市公式ホームページ
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