※ AIによる要約
配信・録画ソフトウェアを提供するStreamlabsが、2025年1月8日、配信支援用の次世代AIアシスタント「Intelligent Streaming Assistant」を発表。
このAIアシスタントは、NVIDIAおよびInworld AIと共同開発され、配信者の作業負担を軽減しつつ、視聴者にはこれまで以上に豊かなエンターテインメント体験を提供することを目的としているとのこと。
Intelligent Streaming Assistantの特徴は、主に三つの役割を果たす点にあります。
- 仮想の「3Dサイドキック」:視聴者のチャットやゲームプレイの内容を理解し、適切なコメントや話題を提供
- 「プロデューサー」としての役割:画面の切り替えやエフェクトの挿入、ゲームプレイのクリップ作成など、配信者が単独で行えば時間のかかる作業を全て自動化
- 「テクニカルサポート」の役割:ストリーミングソフトのセットアップやトラブルシューティングを支援
これにより、初心者でもスムーズに配信を開始できるほか、技術的な問題に直面した場合でも安定した配信が可能となる環境が整備されます。
このAIアシスタントの基盤技術として、NVIDIAが開発したACE(Avatar Cloud Engine)が採用。この技術はリアルタイムでデジタルヒューマンを生成し、自然な対話に必要な表情や動作をリアルタイムで再現可能。また、音声やテキスト、画像など複数のデータを解析する「マルチモーダル対話」に対応しており、ゲーム内の文脈や環境に応じた適切な反応を実現。
さらに、Inworld AIの認知エンジンはエージェントAIのフレームワークとなり、設定された「パーソナリティ」に基づいてユーザーに対する応答を決定。これにより、配信者のスタイルに合った個性を持つアシスタントを選択でき、視聴者や配信者とのやり取りをより柔軟に行えます。さらに、学習機能も備えられており、使用回数が増えるほど、より適切な対応方法を学習していきます。
Intelligent Streaming Assistantは2025年の前半、Streamlabsのアプリストアで提供が開始される予定です。NVIDIAとInworld AIとの連携により実現したこの新技術が、配信の新たな可能性を切り開くことが期待されています。